【月刊・白鵬】今年、横綱が目指す 「38回目の優勝と通算1047勝」

■「月刊・白鵬」第68回:2017年の目標

【昨年はケガや病気に苦しんだ横綱。今年は万全な状態を作って、
さらに優勝回数を増やしていくつもりだ。
そしてもうひとつ、横綱は新たな記録に挑んでいくという――。】

 2017年最初の本場所となる大相撲初場所(1月場所)が、すでに両国国技館で始まっています。今場所は1月8日の初日を迎える前から、前売りチケットが千秋楽まで売り切れという盛況ぶりだとか。私たち力士としては、とてもうれしく思いますし、みなさんに一層いい相撲をお見せしたい、という気持ちが強くなっています。今年も引き続き、大相撲をどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、昨年の私の成績は、春場所(3月場所)、夏場所(5月場所)と、優勝は2回でした。夏場所以降は、相次ぐケガや病気に悩まされました。名古屋場所(7月場所)からは思うような相撲が取れず、秋場所(9月場所)は横綱になって初めて全休することになってしまいました。

 それだけに昨年の後半は、正直悔しい思いでいっぱいでした。ケガと病気に泣かされた1年、と言ってもいいかもしれません。

 そんな中、昨年は多くの力士たちが奮闘。初場所で大関・琴奨菊が初優勝を果たし、名古屋場所は横綱・日馬富士が制し、秋場所では大関・豪栄道が初優勝を飾りました。そして、最後の九州場所(11月場所)では、横綱・鶴竜が混戦を制覇。通算3度目の優勝を遂げました。

 賜杯を抱いた力士は5人。なかでも、琴奨菊と豪栄道の優勝は、日本出身力士の横綱誕生なるかと大きな期待が膨らみ、日本中の注目の的となりました。そうした話題で盛り上がったことは、本当によかったと思います。

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