錦織も気をつけて。全豪でジョコビッチが117位に敗れる大波乱の背景

 間違いなくテニス史上における世紀のアップセットとして数えられる、ジョコビッチのまさかの敗戦だった――。

 オーストラリアン(全豪)オープンテニス2回戦、ディフェンディングチャンピオンで第2シードのノバク・ジョコビッチ(ATPランキング2位、1月16日付け、以下同)が、デニス・イストミン(117位、ウズベキスタン)に(8)6−7、7−5、6−2、(5)6−7、4−6で敗れて、ジョコビッチの全豪3連覇と7回目のタイトルは夢と消えた。

 過去にジョコビッチはイストミンと5度対戦して、一度も負けたことがなかった。

「世界2位に勝てるなんて思ってもみなかった」と笑いながら勝利を喜んだイストミンは、昨シーズンの度重なるケガによって、世界ランキングを100位以下に落としていた。そのため、2016年12月に中国・珠海で開催された、オーストラリアンオープン アジア・パシフィックワイルドカードプレーオフに出場。そこで優勝して、アジア・パシフィック推薦枠を得て全豪の本戦出場を果たしていた。

 2回戦では、イストミンが思い切りよく放った、スピードがのったグラウンドストロークに伸びがあり、ジョコビッチサイドのコート深く入った。特に、バックハンドのダウンザラインへのショットは神がかっていて、何度もジョコビッチを追い詰めた。

「デニスは驚くべきプレーをしたし、勝利に値する。彼は大事な場面でまったく神経質にならなかったからね」

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