武藤嘉紀VS大迫勇也。ブンデスで対戦した代表FWそれぞれの事情

 ブンデスリーガ後半戦、最初の日本人選手対決となった第17節マインツ対ケルンの一戦。武藤嘉紀と大迫勇也、日本代表としても時に切磋琢磨し、時に力を合わせなくてはならないFWふたりの対戦は0−0のドローに終わった。チームとしてもストライカーとしても、勝負の決着はこの試合ではつかなかった。

 まずはホームの武藤。長いリハビリからの復帰戦は2トップの一角で89分までのプレーとなった。振り返れば昨季後半、16年の2月と4月に右膝負傷で離脱し、今季は開幕戦の途中出場から始まった。第4節ブレーメン戦までに、短時間の途中出場ながら3試合で2得点という結果を叩き出している。しかしようやく先発したヨーロッパリーグのカバラ戦で、接触プレーにより再び右膝内側靭帯を痛めて離脱した。

 したがってリーグ戦では今季ホーム初先発。当然ながらスタンドは湧きに湧いた。だが、武藤本人はすでに感傷や感慨といったものからは一歩進んだ状態にまで回復してプレーしていたようだ。

「やらなくちゃいけないっていう感じかな。これだけ休んでいたので、うれしいというよりも、とにかく結果を出すことにこだわっていきたいと思います」

 休んでいた、という言葉からは、責任感、焦燥感も感じられた。

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