ベイスターズファン必読。開幕投手・石田健大が語る「エース論」

◆石田健大インタビュー(前編)

 昨年11年ぶりにAクラス入りし、いやがうえにも今シーズンに向け期待が高まる横浜DeNAベイスターズにあって、アレックス・ラミレス監督が開幕投手に指名したのは大卒3年目の石田健大だ。昨年は9勝4敗、防御率3.12という成績を挙げ、とくに5月は26イニング無失点という圧巻のピッチングを披露し、リーグ月間MVPを獲得した。ラミレス監督から「エースになってほしい」と期待を寄せられた伸び盛りのサウスポーの、今シーズンにかける意気込みを訊いた。
── 12球団で最も早く開幕投手に指名された石田選手ですが、ラミレス監督から話を聞いたとき、どんな思いが胸に去来しましたか。

「投げたいと思っていたので、嬉しかったですね。ただ今永(昇太)もそうですけど、僕ら若い世代がチームを引っ張っていかなければいけないと考えていたので、身が引き締まる思いでした。やってやるぞって」

── 若い石田選手ではなく、昨年重要な試合で好投した井納翔一選手が2年連続して開幕投手を務めるのではないかという予想もありましたが。

「たしかに僕自身、井納さんの方が確率は高いのかなと思っていました。けど自分の可能性もあると思っていたし、ラミレス監督から実際に話をいただいたときは、さほどビックリすることはありませんでした」

── 今年に入ってラミレス監督に食事に呼ばれ、通訳の方と3人でいるときに開幕投手と伝えられたということですが。

「はい。最初は食事をしながら他愛もない話をしていたんですが、突然、監督はエースとはどのような存在かという話を始めたんです。その際に『石田には今シーズン、エースとしてチームを引っ張っていってもらいたい』と言われ、さらに『エースがどういう意味か分かるか?』と聞かれました。そこで僕が『開幕投手です』と答えると、『そうだ。頑張ってくれ』と」

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