仲良しは大竹さん。謎の「巨人」ルーキー、リャオ・レンレイの素顔

 ドラフト会議の指名もいよいよ7巡目に差し掛かり、閉会が近づき静まっていた会議場が、やにわにざわついた。

「誰だ? 何て読むんだ?」

 巨人がドラフト7位で指名した「廖任磊(リャオ・レンレイ)」という謎の投手。急いで球団から発行された資料に目を通すと、「身長201センチ 体重125キロ」と野球選手というよりプロレスラーのような数値に仰天させられた。

 担当スカウトの項目に、かつて坂本勇人を見出した切れ者で、現在は国際部課長を務める大森剛氏の名前があったことも期待に拍車をかけた。資料には「2メートルを超える巨体から力強いフォームでMAX152キロの速球を投げるパワーピッチャー。粗削りで未完成の素材型投手」というコメントがあった。

 謎の巨漢・廖任磊とは、実際にはどんな投手なのだろうか?

 昨季、新人ながらシーズン終盤に西武の遊撃手に定着した呉念庭(ウー・ネンティン)は、廖とともに台湾から岡山県にある共生高に進学した。呉に廖のことを聞いてみると、こんな答えが返ってきた。

「体がデカいので、高校でもピッチャーをしたこともあったのですが、コントロールが良くありませんでした。あちこちいろんなポジションをやっていましたね。でも、台湾の大学に進んでから、ピッチャーとして良くなっているという話は聞いていました」

 高校生活を日本で過ごし、台湾の開南大に進んだ廖は、そこで日本でも馴染みの深い郭李建夫監督(元阪神)の薫陶を受ける。大学で投手としての腕を磨き、2014年から2年間は米国パイレーツのルーキーリーグでもプレーしている。

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