落ち込む仲間を励ます岡崎慎司は、どん底レスターの救世主になれるか

 危機的状況にあると、そう言って差し支えないだろう――。

 16位に沈むレスター・シティは2月12日、勝ち点で並ぶ17位のスウォンジー・シティと敵地で対戦。来季残留をかけて争う"直接対決"を0−2で落とし、泥沼の5連敗を喫した。

 しかも、無得点で終えたのは6試合連続で、前年度王者としては初めてという不名誉な記録を打ち立てた。深刻な得点力不足に陥っているほか、アウェーの成績も10敗3分と未勝利で、こちらも目も当てられない有り様だ。順位表でも降格圏まで1ポイント差の17位(勝ち点21)へ下降し、1937−1938シーズンのマンチェスター・シティ以来となる「前年度王者の降格」が現実味を帯びてきた。

 試合内容を見ても、不安を覚えずにはいられない。FWジェイミー・バーディーとFWデマライ・グレイを2トップに配した攻撃陣は、縦へ攻め急ぎすぎるあまりにバラバラ。イチかバチかのギャンブルのようなアタックばかりで、複数の選手が連動する組織的な攻撃はまるで見られなかった。

 かといって、盤石のディフェンスを見せたわけでもない。人数をかけてペナルティエリアを固めながら、守備陣がそろってボールウォッチャーとなり、スコアラーをフリーにした1失点目。いとも簡単にDFラインの背後を突破された2失点目と、いずれもプレミアレベルとは言い難いお粗末な失点だった。

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