香川真司に危惧される「ベンチ慣れ」。CLベンフィカ戦も出番なし

 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、ベンフィカ対ドルトムントは、1−0でホームのベンフィカが先勝した。そのハーフタイム、香川真司の様子がいつもとはちょっと違って見えた。

 ピッチに出た香川は短いパスから始め、ミドルレンジのパスの感触を何度も確かめた。ゴール前に入る動きをイメージしてのことだろう、ペナルティエリアで顔を上げ、何度も確認の動作をすると、仲間とのパス交換に戻った。調子が悪いときは強いボールは蹴らないし、ウォーミングアップといってもボール遊びに興じる程度のこともある。だが、この日は確認作業をきっちり行なった15分間だった。

 後半が始まり、一番最初にウォームアップエリアに出たのは香川を含めた3人だった。戦況を見つめながらも積極的に身体を動かしていく。出場する気のないときとは、ウォーミングアップでも様子が全く違うのだ。ダッシュを繰り返し、ストレッチを行なった。

 だが結局、最後まで香川の名前が呼ばれることはなかった。セットプレーからの1点を必死に守り抜こうとするベンフィカのゴールを、ドルトムントはいくら攻め立ててもこじ開けられない。香川はそんなチームメイトをベンチとウォームアップエリアから見守り続けた。

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