ボコボコにされたバルサ。PSGが CL8強を引き寄せた「走り」の差

 歴史的勝利――。

 試合後、地元フランスのテレビは早速、この試合をそんな表現で報じていた。それほどまでに痛快な圧勝劇だったのは間違いない。

 UEFAチャンピオンズリーグ、ラウンド16第1戦。パリ・サンジェルマン(PSG)は、実に4−0というスコアでバルセロナを下し、5季連続となる準々決勝進出に大きく前進した。

 試合は序盤から、PSGがバルサを攻守に圧倒した。

 前線から積極的にプレスをかけて、バルサの攻撃を封じつつ、テンポよくショートパスをつないで狭い局面を打開し、ボールを両サイドに広く展開して効果的な攻撃につなげた。

 それでもバルサは、FWリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールと、わずかでもスキを見せれば、易々とゴールを陥れる3トップを擁している。PSGが試合のペースをつかみながらも、なかなかゴールを奪えない時間が長く続けば、次第に主導権がバルサへと移っていく可能性もあった。

 だが18分、ペナルティエリアのわずか外で得たFKをMFアンヘル・ディ・マリアが直接ゴールに蹴り込んでPSGが先制すると、あとはおもしろいようにボールを奪い、バルサゴールに迫り続けた。

 その流れは、ハーフタイムを挟んでも変わることはなかった。結局、PSGは90分間、一度も主導権をバルサに渡すことなく、試合を支配し続けた。終わってみれば、前後半2ゴールずつを奪っての圧勝である。

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