中田翔、札幌ドームで3本からの脱却。「打ちたいよね、40本」

■中田翔インタビュー(後編)

 WBCが終われば、中田翔にとって節目となるシーズンが待っている。

「10年目だよね」

 4月で中田は28歳になる。野球人として脂が乗ってくる時期。順調なら国内FA権も取得することになる。間違いなく、中田の今後を大きく左右する1年になるだろう。もうワンランク、スケールアップするなら今年。そんな期待を向けると、「そういう気がする? 自分でも驚くぐらいの結果を出したいし、オレもそれがあるなら今年か、来年と思っている」と中田は言った。

 昨年は110打点を叩き出し、パ・リーグの打点王に輝いた。しかし、高校時代から世代のトップを走り、常に話題の中心にいたことを考えれば、ここまでの9年間は物足りなく映る。そんな思いをストレートにぶつけてみた。

「もちろん、もっともっと上を見てやらないといけないし、毎年そういうつもりでやってきた。なかでも、今年は特にその思いが強い。とにかく結果を出したい。WBCもあって難しさは今から感じているけど、とにかくやらないと」

 昨年の中田を見て思ったことは、打者・大谷翔平をどんな気持ちで見ているのだろうということだった。

「特に翔平が活躍したからといって何もないよ。みんなが『大谷、大谷!』ってなったときは、ダイさん(陽岱鋼)もオレも『ラッキー、ラッキー』って。みんなが翔平のところに行っている間に、スーッと球場から帰ったりしていたから(笑)」

 聞きたいのはそうした話ではない。大谷に、投手だけでなく、打者としてあれだけの活躍を見せられ、チームの4番としてどうだったか、ということだ。もう一度、こちらの意図を伝えると、「そういうことね」と言い、こう続けた。

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