WBC「A組」で開催国の韓国がピンチ。日本も他人事じゃないけど...

「客観的に見ても、オランダは我々よりワンランク上だ」

 3月3日、韓国・高尺ドームで行なわれたオランダと尚武(韓国の兵役選手で構成された2軍チーム)との練習試合後、観戦した韓国代表の金寅植(キム・インシク)監督はそうコメントした。試合は11対1でオランダが勝利したが、金寅植監督の言葉は、単に点差をなぞったものではなかった。

 WBCのA組は、韓国で開催される。これまでは台湾で多くの国際大会が開催されてきたが、韓国に初のドーム球場ができたことが後押しとなった。自国開催だけでも韓国にとって大きなアドバンテージだと思えるが、だからといって簡単に1位通過とはならないだろう。それだけ参加国のレベルが高い。

 筆頭はオランダだ。ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)、ディディ・グレゴリアス(ヤンキース)、ジュリクソン・プロファー(レンジャーズ)、ジョナサン・スクープ(オリオールズ)、アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)のメジャー5選手に、ウラディミール・バレンティン(ヤクルト)、リック・バンデンハーク(ソフトバンク)など、日本で実績を残した選手で編成されたチーム。

 すでに多くのメディアで伝えられているが、実際、ショートのシモンズらはメジャーといっても、ただ40人枠に入っているだけの選手ではなく(それだけでもすごいのだが)、堂々たる成績、実績を残しており、オランダ代表の核になっている。それに比してバンデンハーク以外の投手のレベルが云々されるが、それを差し引いてもやはり強い集団だといえる。

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