「勝ち慣れたファン」も狂喜乱舞。バルサ奇跡の逆転劇が歴史を変えた

 チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦、バルセロナは6−1でPSGを破り、ベスト8進出を決めた。

 95分、途中出場のセルジ・ロベルトが必死に体を伸ばして合わせたシュートがゴールに吸い込まれると、隣にいた親子らしきスペイン人メディア関係者が抱き合いながら泣いていた。ピッチに目を移すと、バルセロナサポーターと思われる何人かが、選手とともにクラブの歴史に残るゴールを祝おうとグラウンドへ乱入しようとして、警備員に取り押さえられている。

 ベスト8進出を信じてカンプ・ノウに駆けつけた約90000人のバルセロナサポーターが、まるで優勝したかのように旗を振る。興奮したスタジアムMCは、サポーターがチームソングを歌うきっかけを与えるのではなく、自らが歌い続ける。サポーターたちは「バルサ、バルサ、バルサ」と誇るようにクラブの名前を連呼した。

 ミックスゾーンへと向かう階段を降りているとき、生え抜き選手の得点をまるで我が子が決めたゴールのように喜ぶバルセロナサポーターがいた。そんな彼らは「バルセロナにはセルジがいるんだ」と、ライバル、レアル・マドリードの"逆転弾の代名詞"であるセルヒオ・ラモスと比較し誇ってみせた。

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