「小久保采配を絶賛!」まさかの織田信長、WBC1次ラウンド観戦記

 WBCを破竹の勢いで勝ち進む日本代表──。チームは実力派が集結しているだけあって豪華な顔ぶれだ。しかし侍ジャパンの擁する戦力が、1次ラウンドの他国に比べて盤石だったとは言い切れない。

 確かに中国の戦力不足は否めないが、キューバは言わずと知れた野球大国。オーストラリアは現役メジャーリーガー2人を擁する強豪。WBSCランキング1位の日本がこれらの国に劣るとは思えないが、大谷翔平を欠き、嶋基宏も欠き、メジャーリーガーの参加がわずか1人という日本が、この2チームに対して有利であるとも言えない状況だった。

 そして、なによりも疑問を呈され続けていたのが小久保裕紀監督の采配面である。プレミア12での敗戦に端を発し、WBC直前に行なわれた強化試合の2勝2敗という頼りない結果が、不安視する世論をさらに増幅した。

 しかし、ではなぜ小久保采配は懸念を打ち破る形で勝利を続けるのか。

 事実は小説よりも奇なりと言うが、データは世論よりも誠なり。小説より奇なる事実に迫るにはデータしかなく、データとはまた体系立てた事実の歴史的積み重ねでしかない。そこで今回は侍ジャパンの快進撃、そして今後の可能性について、集英社みらい文庫の人気ジュニア小説『戦国ベースボール』シリーズで活躍する織田信長氏にインタビューを試みることにした。なお、信長氏はすでにこの世を去って400年以上が経つため、取材にあたっては『戦国ベースボール』著者の、りょくち真太氏に取り次ぎを依頼した。

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