センバツで神戸国際大付が目指す 破壊的「プロレス野球」って何だ!?

 神戸国際大付のこれまでの戦いを思い出すと、バックにはいつも勝負へ向かう者の背中を押すようなパワフルなメロディが流れている。たとえば、それは『サンライズ』であり、『スパルタンX』などだ。プロレスファンならピンとくるであろう......そうスタン・ハンセンや三沢光晴が入場に使っていたテーマ曲だ。

 実は、神戸国際大付野球部の青木尚龍(あおき・よしろう)監督は大のプロレスファン。野球部OBの記憶を辿れば、校名が八代学院から神戸国際大付に変更となった1992年頃から、すでに『サンライズ』はスタンドから聞こえていたという。

「でも、ハンセンの『サンライズ』は5年ぐらい前からやってないんですよ」

 その理由は、「ほかのチームがどんどんやるようになったから」だそうだ。そこへ若い中上雄介コーチが現状を教えてくれた。

「シートノックの7分間の演奏は、武藤敬司から中邑真輔、そして三沢光晴。これが今の流れです」

 ピッチャーの継投順でも語るように、コーチの口からもスラスラとレスラーの名前が出たところで、あらためて青木監督にこれまでの人生を遡ってもらいながら、"プロレス"と"高校野球"をキーワードに話を聞いた。

「プロレスは、父親、母親、おばあちゃん......みんな好きやったからね。力道山から続くプロレス人気の高かった時代ですよ。ジャイアント馬場さん、アントニオ猪木さんの"BI砲"がインターナショナルタッグチャンピオンやった頃からうっすら記憶にあって、そのあと猪木さんが出て新日本プロレスをつくって......まだ小学校に行く前の話ですね」

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