藤浪の盟友「大阪桐蔭の人気者サワちゃん」がオリックスで猛アピール

 日本代表がWBC1次ラウンド3連勝を飾った中国戦。日本の2番手として登板した藤浪晋太郎の投球を眺めながら、澤田圭佑(オリックス)もどこかで見ているだろうと思っていた。

 その5日前のこと、大阪桐蔭の練習グラウンド脇にある一室ではこんなやりとりがあった。橋下翔太郎コーチが「今日の試合、何時からですか?」と言うと、西谷浩一監督は「見に行きたいわぁ。購買部のおっちゃんは行ってるんとちゃう? サワちゃんの大ファンやったから(笑)」と返した。

 話題になっていたのは、3月5日に開催された日本代表とオリックスとの強化試合だ。この日先発予定だった藤浪に加え、平田良介、中田翔と3人の大阪桐蔭OBが日本代表に名を連ねているが、話の中心は彼らではなく救援での登板が予定されていたオリックスのルーキー・澤田圭佑だった。

 西谷監督が「サワちゃん」と愛着を込めて呼ぶ男は、2012年に大阪桐蔭が甲子園で春夏連覇を達成したときの背番号10で、藤浪とともに投手陣を支えた右腕だ。高校卒業後は立教大に進学し、1年春から登板を重ね、東京六大学通算22勝。昨年秋のドラフトでオリックスから8位指名を受け、念願のプロ野球選手となった。

 キャンプは二軍スタートだったが、金田和之の故障による入れ替えで一軍に合流。すると実戦初登板となった2月18日の広島との練習試合、21日の紅白戦、26日の斗山(韓国)との練習試合で無失点救援のピッチングを見せて、この強化試合まで一軍生き残りを続けていた。

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