UAE戦の勝因は謙虚なプレーと今野泰幸。日本代表にスターは不要だ

「(川島)永嗣さんのファインセーブと、相手FWのゴール前での空振りに救われた」と試合後に語ったのは、後半37分までベンチを温めていた岡崎慎司だった。一方で、監督のハリルホジッチは、「アウェーでゲームをコントロールする力があることを証明した。美しい勝利」と自画自賛。胸を張った。

 日本とUAE。両者の間にはしかし、ハリルホジッチが言うほど力の差はなかった。日本がゲームをコントロールしたかに見えたのは終盤。相手が焦りを伴う雑なプレーに転じた結果だ。

 前半のボール支配率は45対55。最終スコアは2−0ながら、内容的には接戦だった。相手が2、3度あった決定機をモノにしていたら、結果はどうなっていたかわからない。同意したくなるのは岡崎の分析だ。

 UAEとのアウェー戦に勝利したことを無邪気に喜ぶ気にはなれない。だが、今回のアジア予選で最大の一戦を制し、突破の可能性を膨らませたことは事実。この現状をどう捉えるか。ホッと胸をなで下ろすぐらいにとどめておかないと、先が案じられる。

 試合は日本が勝ったと言うより、UAEがこけた――との印象の方が強い。

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