「夢はセレソン」。愛人殺害服役のGKが現役復帰でブラジルは大騒ぎ

 愛人を殺害した容疑で懲役22年の実刑判決を受け、刑務所で服役していた大物GKが刑期の3分の1ほどを終えた時点で仮釈放された。その彼がプロクラブに入団すると、スポンサー企業が彼の獲得に反対してクラブとの契約を打ち切り、市民団体も抗議活動を行なう。これに対してクラブの会長は「彼の社会復帰を手助けしたい」と反論し、サポーターの多くは「大きな戦力になるはず」と入団を歓迎する。そして当のGKは、「早くコンディションを回復して試合に出場し、いずれは代表入りも」と意欲満々――世界の他の国ではまず起こりえないであろう奇怪な騒動が、現在、ブラジルで繰り広げられている。

 ブルーノ・フェルナンデス・デ・ソウザ、通称ブルーノ。1984年3月生まれで、33歳になったばかり。191cmの長身でキャッチング技術は確か。反射神経がずば抜けており、足元の技術もすばらしい。

 2002年、18歳のときにアトレチコ・ミネイロでデビューし、2006年からは名門フラメンゴに在籍。PK阻止のスペシャリストで、2007年から2010年前半までにストップしたPKが実に15本。キッカーとしてもFKとPKの名手で、2年間にFKを3本、PKを1本決めて4得点をあげている。

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