リーガ2部の鈴木大輔はブーイングに怯まず、倒れた相手に「立てよ」

 リーガエスパニョーラ・セグンダ(2部)第31節。テネリフェ柴崎岳が試合に出場することはなかった。一方で、日本人DF鈴木大輔の所属するナスティック・タラゴナは、アウェーでバジャドリードと対戦して1対2と勝利を収め、降格圏から一歩抜け出す大事な勝ち点3を手にした。

 昨シーズン、セグンダ昇格の勢いそのままにプレーオフ進出を果たすなど、上位争いを続けていたナスティックだったが、今シーズンは接戦をものにすることができず下位に低迷していた。クリスマス・イブに前監督ビセンテ・モレーノが辞任表明するゴタゴタが起こるなど、決して望んだようなシーズンを送れていない。だが、バジャドリードとの一戦は、新監督フアン・メリーノのもと、チームが失っていた勝負強さを取り戻しつつあることを証明した。

 何が起こるかわからないのがサッカー。その言葉を体現したような試合だった。この日、ナスティックが決めた2得点はいずれもバジャドリード守備陣の凡ミスから生れた。先制点は飛び出したGKがボールに触れず、こぼれたところを押し込んだもの。決勝点は不用意なバックパスをマヌ・バレイロがかっさらい、GKとの1対1を落ち着いて決めた。

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