4年ぶりの先発で見せた、34歳FWデフォーの「イングランド代表愛」

 まさに、FWジャーメイン・デフォー(サンダーランド)らしいゴールだった。

 ドリブルでFWラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)がサイドを切り裂くと、デフォーはペナルティエリア内で一度ストップ。バックステップで敵のマークを剥がし、フリーになってネットを揺らした。密集地帯でも違いを生み出せる、デフォーのゴール嗅覚が発揮された得点だった。

 ゴール後、デフォーは両腕を広げて満面の笑み。3月26日に行なわれたリトアニアとのW杯欧州予選で先発出場を果たした34歳のイングランド代表FWは、貴重な先制点を挙げてチームを2−0の勝利に導いた。

 もっとも、「復帰の気持ちを言葉で表すのは難しい」と試合後に語ったように、デフォーの"代表愛"は計り知れない。イングランド代表戦の出場は2013年11月以来、3年4ヵ月ぶり。先発は2013年3月以来、実に4年ぶりのことだ。

 しかもこの間、2014年ブラジルW杯のメンバーから落選し、2016年の欧州選手権でも2015−2016シーズンに15ゴールを記録しながら当時監督を務めたロイ・ホジソンに招集されなかった。代わりに呼ばれたのは、当時18歳のFWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)。今年10月で35歳になるデフォーの年齢を考えれば、2018年のロシアW杯に向けての代表復帰は現実的でないように思われていた。

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