大逆転の羽生、無心の宇野。日本男子フィギュアが世界でワンツー

 4月2日に行なわれた世界フィギュアスケート選手権の男子フリーで、まさかのSP5位発進となっていた羽生結弦が「これしかない」という大逆転劇を見せた。

 6分間練習では、SPで失敗した4回転サルコウ+3回転トーループを余裕で成功させ、次の4回転ループもしっかり跳んでいた。そして、最終グループ第1滑走者として迎えた本番では、しなやかで流れのある滑りを披露。少しスピードを上げて臨んだ後半の4回転サルコウ+3回転トーループをGOE(出来栄え点)加点2.43点で決めて勢いに乗り、その後の4回転トーループも成功させて見ている者を安堵させた。

 得意とするトリプルアクセルからの連続ジャンプや3回転ルッツもきっちり決め、今シーズン初のノーミス演技で大会を終えた羽生は、フリーについてこう振り返った。

「ショートのあとはすごく落ち込んでしまって、なかなか立ち直ることができませんでした。でも、チームの人たちやファンの人たちが信じてくれていたのが、この演技につながったんだと思います。演技内容を忘れるくらい、ひとつずつ集中して一所懸命やれたと思うし、今の自分を表現しきれたと思います」

 羽生のフリーの得点は、自身が15年のGPファイナルで出した世界歴代最高得点を3.72点更新する223.20点。合計も自己サードベストの321.59点にしてトップに立った。

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