モノ言う打撃投手が見たドラゴンズ「屈辱の最下位」からのリスタート

 今年のプロ野球春季キャンプ直前に、スポーツ新聞に載ったある記事が大きな話題を呼んだ。昨年オフに広島を戦力外となり、落合博満前GMより直々にオファーを受けて5年ぶりに中日に復帰した久本祐一打撃投手(37歳)が、ナゴヤ球場での合同自主トレで、ドラゴンズについて「とにかく暗い。カープと全然違う」と苦言を呈したというのだ。記事はさらに、選手、球団関係者の前で、「裏方として帰ってきた久本です。チームを何とか明るくしていきたい」と声を張り上げた......と報じていた。

 この打撃投手の発言は、ネットニュースのトピックスに取り上げられ、週刊誌にまで波及して広く知れ渡った。そのときからキャンプ、オープン戦の期間を経て、果たしてドラゴンズは明るくなったのか? 本人を直撃してみた。
──久々に古巣に戻ってきてのチームの印象は、ネガティブ感が強かったのですか?

久本 合同自主トレで初めて選手たちと会ったんですけど、僕がいた4年前とはすごく入れ替わっていましたから、半分以上の名前がわからなかった。まあ、ネガティブというよりは、いろんな意味でモヤモヤ感みたいなものが強かったですね。

──チームの雰囲気で、具体的にどのあたりにモヤモヤ感を抱いたのでしょうか。

久本 すべてにおいて、元気のなさというか、活気のなさに「あれっ?」と思いました。みんな合同自主トレの前にしっかり準備はしてきていたんでしょうけど、"今年こそ優勝するぞ!"という勢いは感じられなかったですし、何かを引きずっているような印象でしたね。それが最下位だったことなのか、個々の成績不振なのかはわからないですが......。

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