福田正博が「久保裕也の台頭と日本代表の年齢バランス」について考える

◆福田正博 フォーメーション進化論

 ロシアW杯アジア最終予選の後半戦が幕を開け、日本代表はアウェーでのUAE戦を2−0で勝利し、続くホームのタイ戦も4−0と快勝して2連勝を決めた。これで勝ち点は「16」となり、同じ勝ち点のサウジアラビアを得失点差で上回ってグループ首位に立った。

 今回の代表戦2試合は、直前のリーグ戦で長谷部誠が全治8週間から10週間という大ケガを負ったことで、キャプテン不在の影響が懸念されていた。だが、蓋を開けてみれば2試合で6得点、守備陣も無失点で乗り切り、W杯出場に向けて大きく前進した。

 この結果を呼び込むことができたのは、今野泰幸の存在が大きい。今シーズンのJリーグ開幕から、ガンバ大阪で高いパフォーマンスを発揮していた34歳は、2015年5月以来となる1年10カ月ぶりの代表招集。当初は「何ができるか分からない」と冗談まじりに言っていたが、短期間でハリルホジッチ監督の戦い方を理解し、実戦して見せた。

 長谷部の代わりに先発出場したUAE戦では、日本代表歴代10番目の出場数(88試合)を誇るベテランらしい経験値と、1対1の守備の強さやハードワークで攻守にわたって躍動した。今野自身も1ゴールを決め、日本代表の勝利の原動力になった。

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