速いぜ、ビニャーレス。ヤマハ開幕2連勝で、ホンダは早くも正念場か

「こんなにいいシーズンスタートになるとは思ってもいなかった。プレシーズンからずっと上位タイムを記録できていたけれども、開幕から2連勝できて本当にうれしい。モチベーションがあがるし、バイクの戦闘力をもっと向上させたい」

 第2戦・アルゼンチンGPで優勝を遂げたマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ MotoGP)は、開幕2連勝の喜びを落ち着いた口調で述べた。

 ヤマハの同一選手が開幕2連勝を達成するのは、1990年のウェイン・レイニー(日本GP@鈴鹿→アメリカズGP@ラグナ・セカ)以来。チーム移籍直後の2連勝という意味では、1999年のケニー・ロバーツJr.(モデナスKR→スズキ)以来の出来事になる。

 前回の開幕戦の際にも述べたことだが、ヤマハへの移籍初年度、しかも22歳という若さにもかかわらず、ビニャーレスのレース展開は、勝ち方を知り尽くしたベテラン選手の隙のない勝負運びという雰囲気すら漂う。もちろん今回は、序盤にレースを大きくリードしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がフロントから転倒して4周目に姿を消すという出来事もあったものの、だからといってビニャーレスの勝利に「棚ぼた」感があるわけではない。

「スタートは悪くなかった。前を追い抜いていって、カル(・クラッチロー/LCRホンダ)に追いついたけど、ブレーキングが強い選手なのでオーバーテイクが難しかった。カルを抜いた後はマルクを捕まえようと思い、全力で追い上げた。その後は自分のペースをこころがけた」

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