室屋義秀がエアレース2勝目。「王者の勝ち方」に次戦・千葉も期待大

 どんな競技にも、「強い勝ち方」というものがある。

 内容のともなわない運の助けを借りた勝利は、たまにはあっても長続きしない。だからこそ、真の王者となるためには、同じ勝つにしても横綱相撲で相手をねじ伏せるような「強い勝ち方」が求められる。

 レッドブルエアレース・ワールドチャンピオンシップ第2戦がアメリカ・サンディエゴで行なわれ、室屋義秀が優勝を果たした。室屋の優勝は昨季、千葉で開かれた第3戦以来2度目。1年前は涙、涙の初優勝だったが、2度目の今回はもう落ち着いたものだった。優勝決定直後のフラッシュインタビューにも落ち着いて受け答え、テレビカメラに向かって投げキスをする余裕まで見せた。

 王者の貫禄を漂わせたのは、レース後の振る舞いだけではない。レース内容もまた、完勝と呼ぶにふさわしいものだったと言っていい。

 室屋は一昨季のシーズン後半、4戦のうち3戦でファイナル4に進出するなど、非常に調子がよかった時期がある。だが、そのときは優勝に手が届かず、3位が2回あっただけだった。

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