「100mで桐生祥秀に勝った男」がプロ野球ドラフト上位候補に急浮上

 4季連続全国大会4強入りを果たしている上武大の切り込み隊長・島田海吏(しまだ・かいり/4年/九州学院)が、走攻守三拍子揃った能力を遺憾なく発揮し、注目度を上昇させている。

 電光石火の"足攻"だった。

 昨年は、大山悠輔(白鴎大→阪神)、中塚駿太(白鴎大→西武)、笠原祥太郎(新潟医療福祉大→中日)、狩野行寿(平成国際大→DeNA)の4選手がドラフト指名されるなどレベルアップ著しい関甲新学生野球。

 その春季リーグで、上武大のドラフト候補外野手・島田が、まだ肌寒さも残るハードオフエコスタジアム新潟のダイヤモンドを駆け回った。

 4月16日の対作新学院大1回戦では、初回に先頭打者として初球を振り抜きレフト前に打球を運んだ。すると、すかさず初球に盗塁を敢行。「相手投手の映像を事前に見ていたので」と易々と成功させると、3番打者の安打で先制のホームを踏んだ。

 さらに6回の第4打席でも初球を叩き、今度はライト前に運ぶ。これを相手右翼手が後逸すると、俊足を飛ばしてダイヤモンドを駆け回り、一気にホームを踏んだ(一度、右翼手の捕球体勢を見て一塁ベース付近でスピードを緩めたにもかかわらず、14秒台のタイムで生還した)。

 翌17日の2回戦でも、第1打席にファウルで粘って四球を選ぶと、またも初球で盗塁に成功。続く2番打者のライト前安打で三塁を回り本塁を陥れ、この日も試合開始から5分と経たぬ間に、先制点のホームを踏んだ。
 
 2013年春に日本一を獲得した強豪・上武大で島田がレギュラーを獲得したのは、大学2年の春から。当初は俊足が大きな注目を浴びていた。

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