CLでアトレティコにレアルの壁。反逆者シメオネ、4度目の正直なるか

 今からおよそ1年前、イタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙は1面にチェ・ゲバラに模したディエゴ・シメオネを載せた。キューバ革命の英雄とアトレティコ・マドリードの指揮官に共通するのは、アルゼンチン出身の「反逆者」であるということ。前者はアメリカ、後者はクラブフットボール界を牛耳るスーパーエリートクラブたち、すなわち強大な敵に対して牙を剥く。

 この時は、昨季のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦が終わった直後で、アトレティコという小さな反乱軍が準々決勝でバルセロナを下し、続いてペップ・グアルディオラ率いるバイエルンにも先勝。「コマンダンテ・シメオネ。チョリスモ(チョロ=シメオネの哲学)とティキ・タカ(バルセロナ時代にグアルディオラが指揮した戦術)への反抗」との見出しが走った。

 あれから1年が経ち、今季のチャンピオンズリーグ4強にも、同じような文脈がある。アトレティコvsレアル・マドリード。マドリード・ダービーはCL決勝トーナメントで4シーズン連続となるが、過去3度の対戦で軍配はすべて白い巨人に上がっている。

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