貪欲になったカープ九里亜蓮は、野村祐輔にアドバイスを求めて急成長

 広島の九里亜蓮(くり・あれん)が好調なピッチングを続けている。ここまで4試合に先発してクオリティスタート(QS※)は3試合。2勝1敗、防御率3.24と先発投手として結果を残している。プロ4年目の右腕は、厚かったプロの壁を壊しつつあるようだ。
※QSとは、先発投手として6イニング以上を投げて自責点3以内に抑えること

 九里は2013年のドラフトで広島から2位指名を受け亜細亜大から入団。プロ1年目に初登板初勝利を果たすも、結果的に2勝5敗。2年目は7試合に登板しただけで0勝に終わり、昨年も先発とリリーフの併用で2勝2敗。満足のいくキャリアを過ごせずにいた。

「プロ入りしてから3シーズンは、バッターに対して熱くなりすぎて、周りが見えていませんでした。イニングや試合の状況に関係なく、どのバッターに対しても入れ込みすぎてしまっていた。まだまだ客観的になれないこともありますが、今年はオープン戦からバッターの反応を見ながら駆け引きができていると思います。完璧を求めすぎず、自分の仕事を果たせばいいんだ、という気持ちでマウンドに上がれています」

 これまでと今年の違いについて九里に聞くと、そんな答えが返ってきた。そして投球スタイルについては「インサイドを投げ切れるようになったことと、しっかり真っすぐを投げられるようになったことが大きい」と言い、こう続けた。

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