あの旭化成陸上部にケニア人が加入。71年目の改革断行はなぜ?

 今年の元日に行なわれた全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)で、18年ぶりに優勝を果たした旭化成が、5月15日、ケニア人選手2名と正式に契約したことを発表した。1964年の第9回大会の初優勝以来、日本人選手だけで全日本実業団駅伝21回の優勝を誇る名門に、外国人選手が入部する。ちなみに、今年の大会では出場37チーム中、2区の外国人区間を日本人選手が走ったのは7チームだけで、そのうち総合20位以内に入ったのは優勝した旭化成と18位のJR東日本だけという状況だった。

 宗猛総監督は「これが時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、自分が旭化成に入って47年目でいよいよかという感じで......。ずっと日本人だけでやってきた僕らにすれば、ちょっと寂しいなという気もするし、関わってきた人たちの多くも『ついにうちもか!』という感じだと思う」と苦笑して、こう続ける。

「会社の方からも、7〜8年前から周りの流れもグローバル化している時代になったから、陸上部でも外国人を入れたらどうかという話はあったんですが、具体的には進んでいませんでした。過去のニューイヤー駅伝の成績では、27位が最低順位ですが、その時は1週間後の朝日駅伝でメンバーを3〜4人入れ換えて若手中心にして走り、ニューイヤー駅伝で3位だったHondaなどの上位チームに勝っている。それで『きっちり走れば、やっぱり強いじゃん』というのをアピールできていましたが、今は失敗を取り返す駅伝がなくなったということもあって、いよいよキツいんじゃないかということになり、昨年から急激にそういう話が高まってきたんです」

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