「闘う集団」川崎か、「あきらめない」栃木か。Bリーグ初代王者は?

Bリーグ2016−2017 クライマックス(4)
◆チャンピオンシップ・ファイナル展望
 ここまできたら、確率もデータも、戦術もジンクスも、さして意味を持たないだろう。泣いても笑ってもラスト1試合。勝利の女神は、どちらのチームに微笑んでもおかしくない。

 Bリーグ・ファイナル――川崎ブレイブサンダースvs.栃木ブレックス。川崎も、栃木も、初代王者となるべき資格も実力も物語も持っている。

 今季レギュラーシーズンで49勝11敗と、リーグ最高成績を残した川崎。得点王に輝いたニック・ファジーカス(C)にスポットライトが当たりがちだが、これほど日本人選手が躍動するチームはリーグ広しといえども他にはない。

※ポジションの略称=PG(ポイントガード)、SG(シューティングガード)、SF(スモールフォワード)、PF(パワーフォワード)、C(センター)。

 日本代表でも活躍した経歴を持つ北卓也ヘッドコーチ(HC)が率いるチームは、彼の現役時代を彷彿とさせるバイタリティあふれる「闘う集団」だ。

 ガード陣は粒ぞろい。キャプテンの篠山竜青(PG)は、まさに「闘将」と呼ぶにふさわしい。プレーだけでなく、勝利への執着心が深いチームの精神的支柱だ。さらに、日本屈指のシューターの辻直人(SG)。「打った瞬間に入ったとわかった」と言うシューターは稀にいるが、辻は好調時なら「ボールをもらった瞬間にシュートが入ることがわかる」と言う天才シューターだ。また、チーム加入3年目のバックアップガード藤井祐眞(PG)の今季の成長にも目を見張るものがある。

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