羽生結弦が五輪用に選んだショパン。世界最高得点の時との違いを分析

 5月26日から3日間にわたって行なわれたアイスショー、『ファンタジー・オン・アイス』(千葉・幕張)の最終日。羽生結弦は、オープニングで氷上に登場するなり勢いよく滑り出すと、4回転トーループを決めて観客から大喝采を受けた。

 そしてオープニング第2部では、中西圭三が唄う『Choo Choo TRAIN』に合わせて次々と選手が登場する中、羽生は激しく踊りながらリンク中央まで進み、最後は他の選手に周りを取り囲まれながらスピード感あふれるスピンを披露した。

 昨年はケガの治療に専念していたため、アイスショーは2年ぶりの出演となる。シーズンを終えたこの時期に、多くの観客の前で緊張感を持ちながら思い切り滑れることの幸せを、心の底から感じているようだった。

 今回、羽生が自らの演目として選んだのは、新シーズンへ向けたショートプログラム(SP)、ショパンのピアノ曲『バラード第一番ト短調』。この曲は、2014年ソチ五輪の翌シーズンから2シーズン使っていた曲だ。振付師のジェフリー・バトルに「ピアノ曲をやりたい」という要望を出して選んでもらい、15年12月のグランプリファイナルでは現在のSP世界最高得点の110.95点を獲得している。

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