攻撃陣の厚さ。レアルがユーベに大勝でCL2連覇を果たした要因

 チャンピオンズリーグ(CL)決勝。戦前の下馬評では接戦が予想されていた。大手ブックメーカーのひとつであるウィリアムヒル社の予想でも、ユベントス勝利が3倍なのに対し、レアル・マドリードは2.7倍と接近。ユーベがバルサに1−3で敗れた2年前の決勝とは、様子が大きく違っていた。

 R・マドリードの連覇阻止に燃えるユベントスは、途中までうまく戦った。前半を1−1で折り返したとき、4−1という結末を想像することはまったくできなかった。

 R・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は、イスコを先発で起用。従来の3FWではなく、2トップで戦った。彼を2トップ下に据える中盤ダイヤモンド型の4−4−2だ。

対するユーベは、中盤フラット型4−4−2。試合前に配布された資料には、ダニ・アウベスを右ウイングバックに置く3−4−1−2と紹介されていたが、実際の配置は右サイドハーフで、よって、両軍にはギャップが存在することになった。

 R・マドリードは左サイドで数的不利を招くことになった。SBマルセロの前方で常時、構える自軍選手がいない。誰かが流れてこないと、ユーベと数的に同数にはならない。つまりマルセロは、ユーベの右サイドハーフ、D・アウベスに行く先を塞がれた状態にあった。

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