バルセロナ新監督にチラつく「ベニテスの大失敗」との不吉な共通点

 バルセロナが、ルイス・エンリケの後任監督として、今シーズンはアスレティック・ビルバオを指揮していたエルネスト・バルベルデ(53歳)の就任を発表したのは5月29日のことだった。

「クラブ、そしてこのチームのプレースタイルを理解していること。下部組織を重用することができること。判断力、経験、そしてバルセロナの哲学を持った人物」

 バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、こうバルベルデ選出の理由を述べている。

 これに対して地元メディアは、バルセロナの新たな時代を築くのに最適な監督だと評価し、さまざまな特集を行なっている。選手たちも同監督就任を「心待ちにしている」と、新監督を受け入れる態勢ができているニュースが伝えられるなど、歓迎ムードに包まれている。

 バルベルデが優秀な監督であることは、これまで残した成績を振り返れば間違いないだろう。特に2度指揮しているアスレティック・ビルバオでは、毎シーズン、欧州のカップ戦への出場権を獲得してリーガを終えている。2015年にはスペインスーパーカップでバルセロナを破り、1984年以来31年ぶりのタイトルをもたらした。

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