スペインの知将がイラク戦に直言。「日本は主導権を捨てたのである」

「日本は全体として、セカンドボールへの意識を高める必要がある。ただ、それは選手のポジション的優位を高めることと同義。率直に言って、直前の(テストマッチ)シリア戦の内容を改善できなかった」

 ロシアワールドカップアジア最終予選、イラク戦の日本代表を分析したミケル・エチャリは端的に指摘している。

 エチャリは現在、バスク代表(FIFA非公認)監督を務める。リーガエスパニョーラの古豪、レアル・ソシエダで、20年近くに及び強化部長、育成部長、ヘッドコーチ、セカンドチーム監督、戦略担当などを歴任してきた。鋭い洞察力で「ミスター・パーフェクト」と呼ばれ、ホセバ・エチェベリア、ハビエル・デ・ペドロ、シャビ・アロンソら世界的選手を発掘。また、監督ライセンスを与える立場として、ファンマ・リージョ、ウナイ・エメリ、ガイスカ・ガリターノら指導者の"弟子"も多い。

「イラク戦は、リアクション重視の戦略だったのだろう。しかし、長谷部(誠)、香川(真司)の不在の影響が出たのか、速い攻撃は影を潜め、相手の優勢を許した」

 スペインの慧眼(けいがん)が、世界標準で見たハリルJAPANの実像を明らかにする。

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