中田久美と宮下遥、天才セッターの師弟が思い描く全日本女子の未来図

■全日本女子・宮下遥インタビュー(前編)

 中田久美監督による全日本女子バレーボールチームが始動して約1ヵ月。このチームの「司令塔」と期待される、宮下遥選手にインタビューを行なった。まだ弱冠21歳だが、代表歴は5年を数え、五輪切符をかけた最終予選やリオ五輪を経験。たくましさと落ち着きを増した彼女に、新チームの印象や中田監督の指導について、話を聞いた。

――中田久美監督のもとで、新しい全日本の活動が始まりましたが、チームは今、どんな雰囲気ですか?

宮下 どういうチームになるのかは、まだ形が見えてないんですが、みんながそれぞれでチームを作っていこうという雰囲気が、選手側から出るようになってきました。すごくいい雰囲気だと思います。

――たとえば、どんな声が出ているのでしょうか?

宮下 本当に細かいことです。選抜チームということには変わりないので、「今のボールは私が行く」「あなたが行って」などです。スパイカーとセッターのコンビにしても、「もうちょっと早く出して」とか、セッター側からも「早く入ってほしい」「待ってほしい」という声ですね。お互い助け合うだけじゃなくて、これをしてほしいという要求をする声が出てきたところが、すごくいいなと思っています。

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