DeNA宮崎敏郎が自ら語る、熱い野球愛と「言葉にできない打撃術」

■Part 2 「昭和風スラッガー」なのにチームプレー優先■

「実感はないですし、まさかっていう驚きのほうが大きいですよ。けど数字は関係なく、今後も自分のバッティングをするだけ。ホント、(数字は)今だけだと思いますから」

 朴訥(ぼくとつ)とした口調。現在、丸佳浩(広島)や大島洋平(中日)、坂本勇人(巨人)らとセ・リーグ首位打者争いを繰り広げている横浜DeNAベイスターズの宮崎敏郎は、自身の現状について謙遜しながらそう語った。

 プロ5年目の大ブレイク。ダイナミックな独特のバッティングフォームに加え、ラミレス監督がセ・リーグでナンバーワンのバットコントロールと評した高い技術力。そしてずんぐりとした体形に、口数の少ない物静かなたたずまい。宮崎からは、どこか昭和のプロ野球の匂いがする。

「それ何人かに言われたことありますよ」

 そう言うと宮崎は、愛嬌のある笑顔を見せてくれた。

 突如として現れた感のあるこのバットマンは、はたしてどんな野球人生を歩んできたのか?

 宮崎が野球を始めたのは小学校6年生のときだ。憧れたプロ選手は特にはいなかったが、友だちとプレーする草野球やキャッチボールがとにかく好きだった。どうしても硬式野球がやりたいという思いもあり、地元佐賀県のボーイズリーグに所属する唐津スカイヤーズに入団した。

「本当はもっと前からやりたかったんですが、親から(硬式は)危ないからと止められていたんです。そんなこともあって晴れて(ボーイズリーグの)野球選手になれたときはすごく嬉しかったですね」

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