若手の「ドイツBチーム」でも強い、レーヴ監督の戦略的な代表づくり

 平均年齢が若く、実験的なチームでFIFAコンフェデレーションズカップ2017(以下:コンフェデ杯)に臨んでいるドイツは、2勝1分という好結果を残してグループBを首位で突破した。

 ボールをつないでくるようになったとはいえフィジカルも侮れないオーストラリア、戦術と技術の絶妙なハーモニーを兼ね備えたチリ、相手を一気に置き去りにするパワーとスピードを持ったカメルーン――。そんな三者三様の大陸チャンピオンたちを相手に、経験不足の著しいドイツが主導権を握ってプレーを続けることには無理があるように思えた。

 1試合目のオーストラリア戦(3−2)では集中力を欠いた。2試合目のチリ戦(1−1)ではビルドアップで失点につながる致命的なミスがあった。そして3試合目のカメルーン戦(3−1)では前半に硬さがあった。ドイツを率いるヨアヒム・レーヴ監督は、チームを襲った"硬さ"をこう説明する。

「カメルーン戦はノックアウトマッチ......コンフェデ杯のベスト4に進めるか、それとも敗退して家に帰るか、そんな試合だった。ひとつのミスが命取りになる――そんな緊張が前半にあった」

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