主将・豊田陽平が描くサガン鳥栖「前半戦10位からのタイトル獲り」

「どこかに甘さがあったと思います」

 サガン鳥栖のエースである豊田陽平(32歳)は少し顔をしかめ、2017シーズン前半戦を振り返っている。折り返しの17節時点で、6勝5敗6分の10位。勝ち越しているだけに、悪くはない。ただ、目標としてきた優勝戦線に食い下がるには、後半戦に向け、微調整は必要になるだろう。

「悪くはないけど、勝ちきれていない試合が多いですね。油断なのか、集中力の欠如なのか。ホームではいいけど、アウェーで勝てていない」

 ホームのベストアメニティスタジアムでは6勝1敗1分と圧倒的な強さを示すも、アウェーでは0勝4敗5分とひとつも勝てず、大きく負け越している。ホームの強さは優位点だろうが、内弁慶とも言える。

「まだまだ勝利する集団になりきれていません」

 金民友の後を継いでキャプテンになった豊田は、そう言って唇を噛む。

「ジュビロ磐田戦のように、アンラッキーな終盤の失点があったり、大宮アルディージャ戦のように、攻めていても決めきれずに追いつかれたり......。でも、それは不運なだけでなくて、どこかに自分たちの甘さがあって、そこに気づかないといけない。キャプテンとしては、チームがひとつになれるように束ねられるか。全員がフォア・ザ・チームを胸にピッチに立つ。それが鳥栖らしさで、継承していくべきものだと思っているので」

この記事の続きを読む

1