欧州派遣Jコーチに聞く 「日本人選手が10代後半で伸びなくなる理由」

 日本サッカー協会とJリーグによる育成年代の強化を目的とした協働プログラム(JJP)によってアンデルレヒト(ベルギー)に渡った坪倉進弥氏の経験は、まだわずか4カ月だというのに相当濃いものとなっていた。年齢と経験を経てからの異文化経験も、若い頃のそれとは違った意味で、意義深いものとなりうるのだと、あらためて感じられる。

 ――1年間の研修中にはいろいろなことがありそうですね。

「4ヵ月でもいろいろ感じます。『日本と世界の差は?』と聞かれても全くわからないですよ。基本的に『日本とベルギーの違いは?』というように、あまりしょっちゅう比べないように意識しているんです」

――なぜですか?

「日本で培ってきた基準ではなく、新たにサッカー指導者を始めた感覚で、先入観を持たないようにしているんです。あ、これはいいな、これはどうなのかなと感じたら、それをひたすら考えるようにしています。どうして僕の中でいいと感じたのかなどと、考え続けるんです。考え続けて自分が導いた答えを、こちらのコーチに当てたり、『あの練習の狙いはどうだったのですか』と聞いたりするんです。するとやっぱり一致することもあれば、そうだったのかということもある。あとは、同じ質問を複数のコーチにするということは意図的にやっています」

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