伝説の30m弾から15年。ルーニーとエバートンの、ほっこりする話

「ここに戻ってくることができたことを、本当にうれしく思っている。これは特別なことであり、自分にとってもクラブにとっても、エキサイティングなものになるはずだ」

 7月10日、過去13シーズンにわたって数々の栄光に貢献したマンチェスター・ユナイテッドを離れ、9歳からプレーした「心のクラブ」エバートンに帰還したFWウェイン・ルーニーは、新天地での移籍会見で力強く意気込みを語った。

 世界中のサッカーファンの間で、すっかり「マンチェスター・ユナイテッドのストライカー」として定着したルーニー。在籍13年間で公式戦通算559試合253ゴールを記録し、今年1月にはクラブのレジェンドであるサー・ボビー・チャールトンの持つクラブ歴代最多得点記録(249得点)を更新した他、これまでチャンピオンズリーグ優勝1回、プレミアリーグ優勝5回など数多くのトロフィーを手にしてきたのだから、それも当然と言える。

 ただその一方で、2015−2016シーズンに在籍中初めて年間ふたケタ得点(リーグ戦)を記録できず、ジョゼ・モウリーニョ監督が就任した昨シーズンはベンチを温める機会が急増していたことも事実。31歳にして急激な衰えを見せるルーニーを、メディアはもはや戦力外と評するようになり、今夏のマーケットでの移籍がまことしやかに囁かれていた。

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