琢磨40歳、エリオ42歳。インディカーを席巻する「おっさん」の底力

 インディカー・シリーズ第11戦アイオワ・コーン300で優勝したのは、エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)だった。

 2014年6月のデトロイト・レース2以来となる久しぶりの勝利。ブラジル出身の42歳が大喜びしたのは、それがレース展開やチームの作戦頼みで達成されたラッキーなものではなく、実力でもぎ取ったものだったからだ。

 キャリア20年目を迎えても、カストロネベスはデビュー当時と変わらない速さを保っている。インディカーでベテランが活躍することが珍しくないのは、経験が大きくものを言うオーバルコースのレースがシリーズの重要なパートを占めるからだ。しかし、カストロネベスの場合はストリートやロードコースでも若い頃とスピードが変わらない。今年も第11戦までで3回のポールポジションを獲得。その中にはロングビーチのストリートコース(3年連続!)と高速ロードコースのロード・アメリカが含まれる。彼の通算PP獲得数は歴代3位の50回に届いた。

 カストロネベスと同世代の現役ドライバーといえば、その代表格はトニー・カナーンだろう。カストロネベスと同じくブラジル出身で、レーシングカート時代から競い合い続けてきた間柄だ。2人はインディライツでチームメイトとなり、カナーンがランキング1位、カストロネベスが2位で1998年に揃ってインディカーにデビュー。現在カナーンはチーム・ペンスキーのライバルであるチップ・ガナッシ・レーシングから出場している。

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