浅田真央を見守ってきた佐藤信夫コーチが語る「スパイラルの魅力」

◆連載・佐藤信夫コーチの「教え、教えられ」(7)
 選手として、そして指導者として長年にわたり日本のフィギュアスケート界を牽引し、国際スケート連盟の殿堂入りも果たしている佐藤信夫氏。コーチ歴50年。75歳になった現在も、毎日リンクに立ち、フィギュアスケートを教え続けている。

 その佐藤コーチが、今回はスパイラルについて語ってくれた。
 フィギュアスケートでは、ターンなどのエッジワークを含めたいろいろな動きのすべてをムーブズ・イン・ザ・フィールドといいます。今回テーマとして取り上げるスパイラルはそのうちのひとつで、フリーレッグがヒップラインよりも上にあると定義されます。一番分かりやすいポジションは、アルファベットのT字型になって滑る姿です。

 スパイラルとは「渦巻き」という意味です。スピードをつけて滑っても、同じエッジに乗っていれば、描く円の軌跡は蚊取り線香のように中心に向かって小さく、小さくなっていきます。そういう図形を描くということでスパイラルという名前が付いたのでしょう。

 スケートにはフォワードアウトサイド、フォワードインサイド、バックワードアウトサイド、バックワードインサイドという4つのエッジがあります。スパイラルもこうしたエッジの使い分けをします。途中でターンを入れたり、チェンジエッジを入れたり、いろんなことをしながら、いろんなスパイラルのかたちを作って滑ることになります。

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