「ポドルスキ封じ」作戦成功。20歳と思えない柏の老獪なCBコンビ

 一見、コンディション不良かと思わせるほどの緩慢な動きだった。あるいは30度近い暑さに辟易(へきえき)していたのかもしれない。味方がボールを持っても動き出さず、足もとにボールを要求するだけ。放ったシュートはいずれも枠外に飛んだ2本のみで、総走行距離はフル出場したフィールドプレーヤーのなかではもっとも少ない8.742キロ。来日2試合目となる柏レイソルとの一戦に臨んだヴィッセル神戸のFWルーカス・ポドルスキは、まさに期待外れのパフォーマンスに終始した。

「彼はまだ日本のフットボールに慣れ始めたところなので、順応するまで我慢して見てあげないといけないところもあると思う。ボールが入ったときには彼のよさは出ていましたし、周りの選手たちが動くスペースを作り出してくれていた」

 ネルシーニョ監督はそう擁護したが、2ゴールを奪い鮮烈なデビューを飾った前節、大宮アルディージャ戦とのギャップはあまりにも大きく、エースの不発が響いて試合も1−3の完敗に終わっている。

 たしかに指揮官が指摘するとおり、運動量が少ないなかでもボールを受ければ確実に起点となり、次のプレーへと展開していく技術の高さは披露した。シュートには至らずとも、際どいパスで相手の急所を突き、コーナーキックを奪う機会もあった。

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