斉藤和巳が断言。「ソフトバンク優勝の立役者は唯一無二のサファテだ」

 終わってみれば、ソフトバンクの強さが際立ったペナントレースだった。シーズン序盤こそ持ち味を出せなかったものの、ゴールデンウィークが明ける頃に2位につけると、その後は順調に白星を重ねて、6月の終わりには貯金が20に到達した。8月になると失速する楽天を尻目に独走態勢に入り、貯金も40を超えた。そして9月16日、西武を下して2年ぶり18回目、1リーグ時代を含めると20回目のリーグ優勝を達成。パ・リーグ史上最速Vという圧勝劇だった。

 優勝への大きな分岐点となったのは、8月18日からの楽天戦に3連勝したところだろうか。ソフトバンクはその3連勝も合わせて8連勝を記録した。ソフトバンクOBである斉藤和巳氏に今シーズンの戦いを振り返ってもらった。
「もちろん楽天との3連戦は重要な戦いで、ひとつの大きなヤマだったと思います。でもそこだけでなく、首脳陣や選手たちはまだ2つも3つもヤマはくると思って戦っていたはずです。強いて言えば、直後の西武との3連戦にすべて勝てたことが大きかった。ただ、それが分岐点になったかといえばそうじゃない。むしろ全体の流れのなかで、いかにいい流れを作ることができるかが大切です。負け試合でもチームに流れを作ることはできるし、勝ち試合でもミスが出て、それを修正できなければ当然流れは悪くなります」

 その「流れ」は1年で区切るものではないと、斉藤氏は続ける。2014年、2015年とパ・リーグ、日本シリーズと制覇し、ソフトバンクは2年連続日本一となった。特に2015年はペナントレースで90勝を挙げるなど、圧倒的な強さを見せつけた。しかし2016年はリーグ2位に終わった。

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