東海大の夏合宿。「駅伝のスパートが 変わる」高地トレーニングに密着

◆東海大・駅伝戦記 第4回

 長野・白樺湖から6kmのところに女神湖がある。

 東海大の駅伝選手はストレッチなどを終えると、アップがてら女神湖まで走り、隣接する多目的運動場に集合する。土のトラックなので選手が来る前に両角速(もろずみ・はやし)監督、西川雄一朗主務(4年)がトンボを引いて整地をしていた。

 午後5時を過ぎると、一気に空気が冷えてくる。白樺湖周辺は標高が1400mほどあり、昼間は暑いが朝夕は肌寒いくらいだ。8月でも、すっかり秋の気配が漂い、トンボが飛び交っている。

 3次選抜合宿は8月26日から始まっており、今日はこれからポイント練習が始まる。3000mを日本インカレ組の三上嵩斗(しゅうと/3年)、館澤亨次(2年)、塩澤稀夕(きせき/1年)は4本、春日千速主将(4年)ら主力選抜組、選抜組が5本ずつ、5分のインターバルで走る。3000m1本ごとに設定タイムが決められており、主力選抜組、選抜組はラスト5本目のタイムがフリーの設定になっている。負荷がかかる強度の高い練習だ。

 選手たちはトラック脇のベンチ付近で大学の練習着に着替えていた。心拍数を計るチェストベルトを装着し、日本インカレ組と選抜組はえんじ色、主力選抜組は黄色のウエアを着て、スタート地点に移動した。

「よし、じゃーいこうか」

 両角監督の声がかかった。最初に日本インカレ組の3名がスタート、少し間を置いて全選手がスタートをした。

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