大岩剛監督が語るアントラーズの哲学。「当然、元日まで勝つつもり」

◆鹿島アントラーズ・大岩剛監督インタビュー@後編
 鹿島アントラーズの応接室でインタビューをしていると、あっと言う間に時間が過ぎていく。その間、大岩剛監督に用事がある人物が様子をのぞきに来ると、「あと20分、いや15分で終わるよ」と声をかけた。

 だが、気がつけば、そこから優に30分が経っていた。大岩監督は「いつも話が長いって言われるんだよね」と笑ったが、ひとつの質問に対しても、しっかりと言葉を選びながら話すのは、こちらに誤解を与えず、きちんと理解してもらおうとする真摯な態度があるからだ。

 それは、試合後の記者会見はもちろんのこと、グラウンドの上でも同様だ。練習や試合で選手たちに投げかける言葉には、明確な意図があると同時に魂がこもっている。そこもまた、個性的な選手たちを束ねるリーダーに必要なカリスマ性に映る。
―― 監督になって、選手たちへのアプローチはコーチ時代とはまた違うのでしょうか?

大岩剛監督(以下:大岩) 違いますね。こればっかりは、やろうとすることを言い続けるしかない。その際、選手がどう反応するかを見て、変わろうとしていることを感じたのであれば、次は言わずにやらせてみる。そこでまた何かができていなかったとしたら、もう1度、言ってみる。その繰り返しです。だから正直、正解はないですよね。

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