香川真司の再スタートは、ハリルに「落選」を後悔させるプレーできず

しかし、先発した香川が試合を振り返る重苦しい口調でわかるように、ドルトムントは流れを断ち切れなかった。
「僕たちが相当意気込んだなかで、気持ちをアグレッシブに出していこうと、ああいう入りをしましたけど……」

 前半5分、DFマルク・バルトラが強めのバックパスを出すとGKロマン・ビュルキはトラップできず、ボールをさらわれてあっさり先制点を奪われた。今季はGKのミスや最終ラインの連係ミスからの失点が多く、それが敗因になることがしばしば。早い時間だったというだけでなく、またもありがちな形での失点ということで、意気消沈してしまった。

「(失点しても)俺らはそれでもやり続けるしかなかったですし、流れをうまく呼び込んで、しっかりと同点に追いついたところまではよかったのですけど、後半もあらためて早い時間帯に失点をしてしまったのが、すごく残念です。今のチーム状況を考えると、ああいう戦いになっちゃうとメンタル的にもそこで落ちちゃったのかなと思いました」

 そこには、勝てなくなったユルゲン・クロップ時代の終盤のような苛立ちもなければ、トーマス・トゥヘル時代のように表立った不協和音が聞こえてくることもない。だが、どうにもチームに自信が感じられない。
「少し(メンタルが)落ちているところはあると思っています。あとは、こういう試合になったときに、細かいところのポジショニングであったり、攻撃も守備も細かいところでサポートに入る姿勢であったり、ビハインドを背負っていたら、そういうところがどうしても消極的になりがちになる。

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