スーパースターを買い集めても、PSGが欧州ですぐ負けてしまう理由

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【サイモン・クーパーのフットボール・オンライン】PSGはどこへ行く?(前編)

 パリ・サンジェルマン(PSG)には、春の訪れを告げる「儀式」がある。それはこのフットボールクラブにとって、シーズンで初めての意義ある試合から始まる。舞台は欧州チャンピオンズリーグの決勝トーナメント。相手はヨーロッパのビッグクラブだ。

 毎度の儀式として、PSGはこの試合に負ける。そして監督を解任し、フランスリーグでは優勝を果たし、夏の移籍市場でスーパースターを買い、翌シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を夢見る。だが次の春には、また同じ儀式が繰り返される。

 先ごろもPSGは、この伝統を守った。チャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードと対戦し、2試合合計スコア2−5で無残な敗北を喫したのだ。一部のPSGファンは、レアルの選手が宿泊していたパリのホテル近くで真夜中に騒音を立てて睡眠を妨害しようとしたが、それも効果がなかった。もうじきPSGは、スペイン人のウナイ・エメリ監督を解任するだろう。


CLでレアル・マドリードに敗れ、悄然とするPSGの選手たちphoto by AP/AFLO



 しかし、そこから先は長年の伝統が破られるかもしれない。この夏、PSGはスーパースターを買うのではなく、売ることになる可能性がある。クラブが誇るスター選手のネイマールは、パリでプレーする最後の試合をすでに終えてしまったかもしれない。

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