誰もが認める西川龍馬の天才的打撃力。広島のセンター争いが面白い



 天才と称される打撃を繊細な感覚で追求し続けている。社会人時代に出会った日本ハムの中田翔モデルのバット(長さ85〜85.5センチ、重さ905グラム)をプロに入っても使い続けている。長さ、重さが異なるほかの選手のバットを振ることを嫌い、「握った時の感覚がおかしくなるのが嫌」と、握ることさえもしない。もちろんマスコットバットも使用しない。

 ベンチスタートの試合では、投手の代わりにネクストバッターズサークルに立つことがあるが、マスコットバットやロングバットを手にしても「なるべく片手で持つようにしている」という徹底ぶりだ。

 2017年には、侍ジャパン・稲葉篤紀監督の初陣となったアジアプロ野球チャンピオンシップで打率.636で首位打者に輝き、ベストナインにも選出されるなど、大舞台での強さも示した。
 誰もが認める打力を持ちながらもレギュラーの座をつかみきれなかったのは、ライバルの存在もあるが、西川自身、殻を破れなかった印象がある。とくに昨シーズンは、守備面の不安が足を引っ張った。

 社会人時代まで本職としていたショートには田中広輔という絶対的な主力がいるため、昨年までは三塁を主戦場としてきた。だが送球難を露呈し、シーズン終盤は控えに回る機会が増えた。ポストシーズンの9試合(CS3試合、日本シリーズ6試合)でスタメン出場は一塁での1試合のみ。

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