「肩の荷が下りた」神野大地。東京五輪を目指す心境に変化あり

「肩の荷が下りた」神野大地。東京五輪を目指す心境に変化あり

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神野プロジェクト Road to 2020(26)
東京マラソン(前編)
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 東京駅を背にしたゴールライン。
 フィニッシュに至る直線コースに入ってきた神野大地はサングラスを頭にズラし、最後の力を振り絞って走る。ワイルドカードでのMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)出場の権利が与えられる制限タイムは2時間11分42秒。あと200m、そのタイム内にはゴールできるだろうが、神野の表情は苦しさで歪んでいる。それでも足は動き、腕も振れている。
 そして、そのままゴールを駆け抜けた。タイムは、2時間11分05秒(総合8位)。

5度目のマラソンでMGC出場の権利を得た神野大地

 腕時計でタイムを確認すると、小さなガッツポーズが出た。多くの注目と大きな期待を背負い、なかなか手に入れることができなかった切符をようやく手に入れたのだ。その気持ちが無意識のうちに自然なポーズになって表れた。
「いろんな思いがこもってのガッツポーズでした」
 神野は、レース後、そう言って笑顔を見せた。底冷えがする雨空のなか、神野は、ついにMGC出場権を獲得したのである。 
 東京マラソンに向けた準備は、年明けのケニア合宿から始まった。当初は10日に出発する予定だったが、体調を崩し、1月17日に出発した。

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