紀平梨花、世界選手権に胸高鳴る。「疲労もプレッシャーもない」



 SP、フリーで完璧な演技をすれば優勝も見えてくると思うので、しっかりノーミス演技を揃えることだけを考えていきたいと思います」

 今季、鮮烈なシニアデビューを飾った紀平は、一躍「時の人」になった。グランプリ(GP)シリーズの初陣となるNHK杯で自己ベストの世界歴代2位(当時)となる合計224.31点を出し、全日本選手権4連覇中の宮原知子を破り、日本勢初のGPデビュー戦優勝を成し遂げた。
 続く2戦目のフランス杯では、平昌五輪銀メダルのエフゲニア・メドベデワ(ロシア)や三原舞依らを抑えて、日本勢初のデビューシーズンGP2連勝という快挙を達成。その勢いのまま、GPファイナルでは今季SP世界最高得点となる82.51点をマーク。合計でも自己ベストを更新する233.12点と、世界歴代2位の高得点を叩き出し、日本女子としては村主章枝、浅田真央に次ぐ3人目のGPファイナル女王となった。

 さらに2月の四大陸選手権でも、SP5位からの逆転初優勝を飾るなど、今季は国際大会6戦全勝という偉業を見せている。

 連勝街道をまっしぐらに走ってきた原動力は、なんと言っても伝家の宝刀と言えるトリプルアクセルを試合で最低でも1本は必ず完璧に跳んでいるからだ。GOE(出来ばえ点)でもプラス評価を得るほどその成功率は高く、余裕のあるすばらしいジャンプと言っていいだろう。

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