森保ジャパン、初の完封負け。現在の課題はどこにあるのか?

唯一、この試合で鈴木がボールを収めて攻撃の起点となったのは、GK東口のロングキックを堂安に落とし、最後に南野がミドルを狙った前半10分のシーン。また、最大の決定機となった37分には、中島のクロスを鈴木が頭で合わせるも、枠をとらえることができずにビッグチャンスを逃してしまった。
 ちなみにこのシーンは、南野のプレスバックによってハメス・ロドリゲスからボールを即時回収してから作ったチャンスだっただけに、ゴールが決まっていればこの試合のベストシーンとなったことは間違いない。
 一方、後半は森保監督のベンチワーク、戦術オプションの欠如、そして選手の対応力という課題がまたしても露呈してしまった。
 まず、後半に入るとコロンビアのテンションが変わった。前半にサボっていた左ウイングのルイス・ムリエル(フィオレンティーナ)も下がって守備をするようになったことがその象徴だ。「日本が疲れた時に攻撃に出た」というカルロス・ケイロス監督の言葉どおり、57分にドゥバン・サパタ(アタランタ)を投入してシステムを4−4−2に変更してからは、リズムは一気にコロンビアに傾き、ほとんど日本が守備に追われる展開となった。
 そんななかで生まれたのが、64分の決勝点だった。サパタのシュートがボックス内でブロックにかかった冨安の肘に当たったのは不運だったが、試合の流れからすれば、日本がいつ失点しても不思議はないという時間帯の出来事だった。

関連記事(外部サイト)